
1月7日Vol.232
<社内めぐり・2026年新春アンテナショップ>
アンテナショップは工場より一足早く、2026年1月3日より通常スタートとなりました。

年末からのアウトレット品やサンプル品などのお買得価格商品も大好評。


「minca」の商品は栃木レザーの経年変化を存分に味わえるのが醍醐味。
スタッフはカラーごとに異なる変化を説明し、納得した上でご購入いただくよう丁寧に説明します。
また店内の照明と外での色の違いなどにも配慮し、実際外でご確認いただくこともあります。
栃木レザーの特徴と、ご購入後のお手入れについても丁寧にご案内します。
そんな中、ケア用品もセットで販売できた時は喜びもひとしおです!

色違いの商品を何点かプレセントでご購入いただいた際、中身が分かるようにこうして商品タグを貼り付けてお渡ししました。
お客様大変喜ばれていましたね。
販売では当たり前のことなのかもしれませんが、忙しい中こうした細かな気配りが出来るのは素敵です。
私が行ったのは4日でしたが、1日中お客様が途切れることはありませんでした。
接客にレジ対応、その合間を見てECサイトの事務処理や梱包なども行います。
商品を販売することはお客様と栃木レザーを結ぶ接点となるわけで、いわば顔なのですよね。
それだけに、時に厳しいお言葉をいただくこともありますが、
店長はじめ、スタッフみんな栃木レザーの代表として店頭に立ってくれています。
革作りの現場と商品販売のショップ。
共に切磋琢磨しながらまたこの1年飛躍して行きたいですね。


12月18日Vol.231
<社外めぐり・東京レザーフェア視察報告>
先日浅草都立産業貿易センターで開催された東京レザーフェア。








何が一番印象的だったかといえば、とにかく革業界での遅澤社長の顔の広いこと!(笑)
どのブースに行っても、移動の階段でも「あ!栃木さん!」「あ!遅澤さん!」の連続でなかなか前に進みません(笑)

今回ヴァーチェの他にnogakeエンボスの新色が展示されていましたが、やはり「栃木レザーの新商品」ということで多くの方が足をとめている印象でした。
今回の視察を通じて、改めて栃木レザーの存在、立ち位置の気づきを得るとともに新商品の可能性の高さを感じることができました。
2日目は三柴工場長をはじめ4課の玉田主任、3課の目黒さんが同行。
玉田主任からは、「取引先との打ち合わせ内容を、確実に現場へ共有していくことの重要性を強く感じた。 また、品質の安定性も課題として取組みたい」との感想がありました。
さらに、各タンナーごとの特色や取り組み、挑戦について直接知ることができ、新たな知見を得られる貴重な場であったとのことです。
また、目黒さんからは、「1社ごとにブースの“におい”が違い、革のつくり方や考え方の違いを肌で感じることができた」という印象的な感想も聞かれました。
それぞれが現地で見たこと、感じたことをこのように言葉にし、社内で共有していくことは、今後のものづくりや業務の質を高めるうえで非常に大切です。
今後もこうした機会には積極的に手を挙げ、学びを深めていってください。(総務・伊藤)


11月24日Vol.230
<社外めぐり:新倉庫お披露目!>
旧社員駐車場に建設中だった新倉庫が無事に完成した為、11月14日にお披露目会を開催しました。

まだ何も置いてないので、倉庫の中は広々。天井が高いのでより広く感じます。
井上部長より倉庫の設備について簡単に説明をうけた後は、お待ちかねの会食タイム!



あ、でもピザが冷めちゃっててごめんなさい!
この後お腹も満たされたところで、本日の目玉(?)じゃんけん大会!!


1位・篠田さん
2位・仲松さん
3位・糸井さん
おめでとうございます!
でもこれで終わりじゃないですよ~。ここから敗者復活戦!




見事戦いを制したのは小野さんでした!おめでとうございます!
敗者復活戦も取り入れたことで、最初から最後まで大盛り上がり。
勝ち進むたびに歓声が飛び交い、会場は熱気に包まれていました。
一方で、こちらのルール説明が少々不十分だったため、ご迷惑をおかけしてしまった場面も…。(井上部長がずっと気にされていたので、書かせていただきますね)
それでも皆さんが笑って受け止め、温かく盛り上げてくれたおかげで、終始楽しい雰囲気のまま進行することができました。
ありがとうございました!
今回はみんなで笑い、話し、賑やかに過ごす楽しい時間となりました。
今後も、このように交流を深められる機会をつくっていきたいと思っていますので、その際はぜひ奮ってご参加ください!(総務・伊藤)

11月4日Vol.229
<社外めぐり:いたがき創業祭レポ>
受け継がれる“ものづくり魂”を体感!

創業者のものづくりへの情熱をしっかり受け継ぎ、次の世代へとつないでいくという姿勢が印象的な会社です。
社員の皆さんは作業中にもかかわらず、私たちへの対応もとても丁寧で、作業後翌日の創業祭に向けて社員全員で会場準備を行っていました。




素材を大切に使う社風が、現場の隅々にまで息づいていました。


なんとこの日は廣川社長に、私の靴を直接お手入れしてもらうというサプライズも!

ものづくりへの想いと、人を大切にする社風にたくさんの刺激をもらいました。
3社トップが語る、“これからのものづくり”

そんな共通のキーワードを持つ3社のトップが集まり、これからのものづくりについて熱く語り合われていました。
その証拠に食事会では普段お酒を吞むことのない遅澤社長が、お酒に手を伸ばす様子が見られました。これは大変珍しい光景です!
会話は終始笑顔が絶えず、「一緒に新しいことに挑戦しよう」「3社で力を合わせれば、もっとお客様に喜んでもらえるものができるはず!」と、前向きな話題が次々と飛び交っていました。
これからもお客様の期待に応えられるように、そして自分たちのものづくりをもっと誇れるように——。
当社もチーム一丸となって、前を向いて進んでいきましょう!(総務・伊藤)

10月31日Vol.228
連載:社員インタビュー
第5話_篠田祐太さん(2課)

栃木レザーでは、アンテナショップのアルバイトを募集しているので、月に1度は店頭に立っています。最初はちょっと覗いてみようかなという程度でした。もともと販売の仕事をしていましたから。今では新鮮な感覚です。
お客さんに接する機会を持てるのは、ためになります。「世の中が求める革って、どんなもの?」を知ることができますし、売る世界に携わるだけで勉強になります。
自分は参加していませんが、新商品開発のプロジェクトチームにはきっと役に立ちますね。工場の近くにある店舗だからこそ、行けるんです。折角の与えてもらっている機会ですから、一人でも多くの人に体験してほしいですね!
MIMOSAで仲間を知る
最近、MIMOSAで仲間の情報を得ています。コミュニケーションのきっかけにもなりますし、1課から4課、アンテナショップまでを感じることができますから。アンテナショップのセールストークで使える情報もあるので、MIMOSAからしっかり吸収しています。
今後の目標?やはり、高齢になっても動ける職人。筋トレをさらに追求して。僕にとって、仕事は生涯のスポーツですから!
※篠田さんの配信は本日で終了です。篠田さん、ありがとうございました。是非、将来は「職人のための筋トレマイスター」になってください!


10月30日Vol.227
連載:社員インタビュー
第4話_篠田祐太さん(2課)

中学の時からやってきたテニスと陸上は、今も続けていて、地域のレースにもよく出場します。この社内報MIMOSAでも紹介されていましたが、2課には短距離を得意とする大先輩の小井沼さんがいます。同じマラソン大会とかで鉢合わせしたり。種目が違うので、一緒に走ることはないんですけどね。
遅澤社長も、佐野マラソンに出られたようで、探せば社内にもっと走っている人がいるでしょうね。最近はうちの小学2年になる子供と、親子マラソンを走ったりしています。
だから、今は肉体的にも、精神的にもとても充実していますね。
以前は走るだけでしたが、体育館でのアルバイト先で筋トレをやるようになってから、考え方も変わりました。有酸素運動をやり過ぎると、筋力って落ちちゃう。大事なのはバランス。そこをしっかり意識するべきなんですけど、つい走る方をがんばっちゃいますね(笑)。
やっぱりバランス
カーボローディングというスポーツに必要不可欠な栄養バランスをとる食事法があるんです。本番ではエネルギーを無駄に使わず、疲れないように走るために身体を整える。これ、歳をとってもずっと有効で、いいバランスを保つことが自分のためなんです。
その考え方は仕事にも通じます。体力だけで作業をするのではなく、筋肉への負担を減らし、長く持続させる仕事の仕方。大事です。(第5話の配信は明日の31日金曜日です)


10月29日Vol.226
連載:社員インタビュー
第3話_篠田祐太さん(2課)

身体を動かすことが自分の趣味ですが、栃木レザーの仕事は、自分にとって、運動なんです。
重量のある革、長時間の立ち仕事、すべて筋力と持久力が不可欠です。この作業を運動という視点で捉えれば、体の柔軟性やバランス感覚、手先の動きなど、全身を使いこなす能力が磨かれるんです。
単なる運動とは違って、身体への負担を減らすこともできます。同じ姿勢でやる作業や、特定の筋肉を酷使する作業は、腰や関節に影響が出ますよね。上手に筋肉を使えば、身体へのリスクを回避することもできる。そうしたことを探るのも面白いんです。
筋トレを研究する
実は、会社が終わってからスポーツ系の副業をやっています。ちゃんと会社にも申告していますけど、小山市立体育館での受付業務で18時半から2時間ほど。栃木レザーは残業がないので、できるんです。
ここに入社して半年後にはじめたので、4年はやっていますね。今、ピックルボールというのが流行っていて、バドミントンとテニスと卓球をミックスしたようなスポーツなんですけど、コーチのようなこともやっているんです。
人がいない時や終了時間後に、ちょっと身体を動かしたり、筋トレをやったり(笑)。副業で身体を鍛えて、それを本業に生かせるので、一挙両得です。(第4話の配信は明日の30日木曜日です)


10月28日Vol.225
連載:社員インタビュー
第2話_篠田祐太さん(2課)

店長になった途端、好きだった接客の時間は減り、パソコンと向きあうデスクワークの日々に。残業も多くなり、仕事の後、自分の身体を動かす時間もとれなくなってしまって。転勤も頻繁にありました。栃木から渋谷のセンター街、遠くは石巻まで・・・
ちょうど30歳を超えた頃で、子どももいましたから、転勤が多いと色々と大変なんですね。それで、栃木で仕事を探し始めたのです。レザーが好きだったので、「栃木レザー」の募集広告を目にした瞬間、飛び込みました。
「販売」という仕事から、革を「つくる」仕事への大転換。入社当初、少しはとまどいましたけど、思っていたほど違和感は感じませんでした。体力的にも徐々に慣れましたね。
職人気質と栃木レザー
栃木レザーは、やはり職人の世界。これまでと一番違うのは、暗黙の中でやり続ける作業です。ABCでは、会話が中心のコミュニケーションでしたが、ここは正反対。静寂の中で精神的な集中があります。
身体の動きが言葉のようなもの。だから、職人の世界は「見て覚えろ」なんだと思います。納得です。
今はもう会話をしなくても暗黙のルールで先が読めるようになりました。そうなれると思っていなかったので、ほんと不思議です。(第3話の配信は明日の29日水曜日です)


今週は2課で活躍する篠田祐太さんのインタビューをお届けします。「ファッションとスポーツ」という華やかな世界が好きという篠田さん。転職で選んだのは、真逆とも思える革職人の世界。その辺りのことを語っていただきました。(※配信スケジュールにて名前の表記ミスがありました。お詫びいたします。制作担当EP)
10月27日Vol.224
連載:社員インタビュー
第1話_篠田祐太さん(2課)

栃木レザーに入って5年目、2課でベンネルという作業をやっています。ここに来る前は、スポーツシューズの販売会社で8年半、販売の仕事をしていました。
大学時代から服飾系に興味を持ち、その方面で仕事を探していきついたのはABCマート。ブーツなどのレザー系、ファッション系の店など色々な業態があり、ファッションとスポーツが好きな自分にとっては、うってつけの職場でした。
東京マラソンで走りきる
中学時代は、テニスと陸上、駅伝をやっていいましたね。ABCには東京マラソンの出走枠があったので、2017年から3年間、出場させてもらいました。
社内選考があって、受かった人が本選に出られるんです。フルマラソンはやったことがなかったんですけど、いけるかなという軽い気持で(笑)。ハーフだったら、1時間30分は切れるんですけど、フルは未知の世界。
年間出場して、一番良かったタイムは3時間37分。スポーツ好きが集まる会社でしたから、速い人は2時間台。ガチの陸上部がいましたから、強いです。
好きなスポーツをさせてもらえる一方で、仕事は店長として店を管理する立場に。当然ですが、販売から店舗全体の管理・運営業務へとやることが大きく変わっていったのです。(第2話の配信は明日の28日火曜日です)


10月24日Vol.223
<社内めぐり:工場と人>
ここはアナログで動き続ける
もう、手間のかかることだらけ。
皮が革へ変わるための儀式を
多くの人の手が紡いでいく。
暑さ、寒さ、湿気、乾燥、
色々な風が工場内を抜けていく。
ここだから
自分たちだからできる
それが、栃木レザーの革。
(EP小川カメラマン)










10月23日Vol.222
<社内めぐり:工場内のものたち!>
栃木レザーの工場には、
いろいろな顔、
いろいろな形、
いろいろな空気がある。
革の喜怒哀楽の感情の表れ、
それぞれの「形」の違い、
そして、ものたちが集まる場所によって
生まれる独特の雰囲気。
すべてが、ここにしかない個性だ。
(EP小川カメラマン)






10月14日Vol.221
<社外めぐり〜🇮🇹タンナーレポート第2弾>

同じピット槽鞣しのGi.EIIe.Emme社ですが、想像以上に自動化が進んでいました。
自動化されている分社員数は少ないですが、隙間時間を利用するなど無駄なく効率よく人員が配置され、作業を進めている印象でした。
この辺りは今後当社でも参考にしていきたい所です。(三柴工場長)
今回視察を通して、安全面、効率面での自動化を検討していく必要性を強く感じました。
同時に、人の手じゃないと出来ない部分の技術の向上も課題だと思いました。
今回の視察を念頭に、今後のリニューアル工事含め会社の進むべき方向を意識しながら自分なりに日々の課題に向き合っていきたいと思います。(渡辺主任)
生産性と安全性の両立を目指して、今回の視察は自動化への道のりの第一歩となりました。
一歩先行くイタリアのタンナーで得たヒントをもとに、栃木レザーの進むべき道、効率のその先をみんなで考えていきましょう。
ちなみに、すべての革はQRコードで管理され、生産から消費までの過程を追跡する「トレーサビリティ」は100%(↓写真参照)。
今回は展示会含め約2週間という長い出張となりました。
三柴工場長、渡辺主任、お疲れ様でした。(総務・伊藤)


10月10日Vol.220
<社外めぐり〜🇮🇹タンナーレポート第1弾>
先月、三柴工場長と施設課の渡辺主任が当社と同じタンニン槽を使って鞣しを行っているイタリアのタンナーGi.EIIe.Emme社を視察訪問されました。
今回の<社外めぐり>は、二人の視察レポートと映像を紹介します。
次世代工場への一歩 ― 自動化が拓く新しい現場のカタチ
Gi.EIIe.Emme社の生産は1日800頭。社員は30人ほど。
水戻し、脱毛はドラム。脱灰後のピックル前鞣しは行わず、そのままタンニン槽に入れるのは当社と同じやり方です。
タンニン槽の液濃度は4段階+ドラムレタン。鞣し期間は1ヶ月。
革の移動は最初と最後のみ人がオペレーションするが、その他の移動は自動化されていました。
その為、槽と槽の間に通路はありません。革を動かすのではなく、液を循環させるところが自動化のポイントになっています。
ポンプで循環させるのは当社と同じですが、違いは槽をつなぐ穴の位置。当社は上部に穴が開いていますが、視察先は上部、下部と順番に穴が開いていて水流が動くしくみになっていました。
タンニン槽の材質はタイルでできていますが、修理時などは価格の安価なPPを使って槽を作る予定だとか。
槽とドラムの掃除、メンテナンスはコーティングも含め年2回。
またドラムレタンなどで出る濃度の濃い廃液は貯めて再利用(タンニン槽に入れる)しているそうです。来週の火曜日に、第2弾をお送りします。



9月26日Vol.219
社員インタビュー
第5話_安生貴博さん(第1課)
ここに来るまでは、革のこと何も知りませんでした。どうやってつくっているのか、考えたこともありませんでした。実際、やってみると、脱毛の工程だけでも学びが多い。だから、疑問もたくさん湧いてきます。
最初の不思議は、「皮から革にかわる瞬間って、どんな変化が起きているの?」
ネットで検索すると、うちの会社のホームページは作業的な説明はあるのですが、知りたいことにはあまり触れていなくて、他の会社のサイトがヒットするんです。
入社後に革の教育を受けるのかなと思ったんですけど、すぐに現場に配属されて意味もわからないまま、作業がはじまりました。会社が教えるのではなく、自分で経験しながら、自分で探っていく、ということなのでしょう。
でも、日本で数社と言われているものづくりを、実感することがあまりないのです。自分には脱毛という狭い範囲しか見えていないからでしょうか。
他の課に手伝いに行った時、ものづくりの全体像が少し見えます。それと同時に、自分が手を施した皮がこんな風に生まれ変わるんだと知り、愕然としたことがありました。あんなに汗かいて、苦労して引っ張った厚みとハリが、こんなに薄くなるんだ、と。
みな、自分の仕事に誇りを持って取り組んでいると思います。それを、個々だけではなく、全員が全体を共有すれば、もっとこのものづくりの価値や意味を理解できるのでは・・・そんな風に思います。(本日で安生さんの配信は終了です)

9月25日Vol.218
社員インタビュー
第4話_安生貴博さん(第1課)
近い将来、革の需要はどう変化していくのか、気になります。革って嗜好品だから、景気に左右されやすいですよね。やっぱり、お金に余裕がないと革製品は買えません。
特に20代とか、若い世代の革への興味は薄いように感じます。彼らはコスパ、タイパを求めますから、その傾向からすると、革の世界は選択肢から外れちゃうのかな、って。
だからこそ、その世代に向けて、良さをわかってもらえるように働きかける必要があると思うんです。興味を持ってもらうためには、どんな風に良さを語りかければいいのか。
一方で、栃木レザーがやっていることって、今の時流に乗っています。やり方は伝統的であっても、化学薬品を使うクロム鞣しに比べれば、植物性の材料を使用しているタンニン鞣しは、環境にも人にも優しい。
手間ひまをかけた分、使えば使うほど色や風合いが変化する。その経年変化を楽しむのが革の醍醐味。タイパ、コスパを重視する世代とは、大きな価値観のズレはあるかもしれないど、長く使えて、汚したり、傷つけたりしてかっこよく育てる。その良さを、伝えたいですね。(第5話は明日26日です)


9月24日Vol.217
社員インタビュー
第3話_安生貴博さん(第1課)
新聞の訪問セールスの仕事を辞め、転職を考えた時、中学の同級生が勤めている会社で、「募集しているよ」と教えてもらったのです。それが栃木レザーで、友人とは3課の目黒くん。新型コロナウイルスが猛威をふるっていた頃でした。
製造業に携わっていましたから、迷うことなく見学に行ったのです。ちょうど、一番きついと言われている作業が終わった後で、さらに機械のトラブルか何かで、大部分の作業が止まっていたタイミングで。そんなこともあり、大変な現場だとわからず「やってみよう」と、決めたんです(大きな間違い!笑)。
機械がつくったものを確認したり、触ったり、点検したりと、毎日が同じ繰り返しだった以前の製造業とは真逆。特殊な世界で、体を動かして仕事をするのは気持がいいし、退屈することがないんです。
皮から革へ生まれ変わる
今、石灰漬けによる脱毛の作業に携わっています。石灰はアルカリ性だから、ピット槽はヌルヌル。ピット層の狭い間を行き来するのを見て、「うわっ、ここ歩くのかー!」と、最初はほんとに恐かった。
1つ目の槽に皮を漬けて、1日たったら次の槽に送る。5日後に5つ目の槽から取り出すんです。2槽目から、処方した薬品によって毛が抜けはじめます。1日に2回ほど取り出してはまた戻す、これを繰り返すのですが、皮のねじれをなおすため。ねじれたところは毛が抜けずに、残りますから。
薬品につかった皮は、毛がドロドロに溶けて綺麗に脱毛されます。寒い時は水温が低いのでよく抜けますが、夏場など水温が高くなると抜けにくくなる。季節によって違います。
抜けた毛は槽の底に溜まるので、数ヶ月に一度の大掃除。空っぽになった槽を覗いてみると、結構、深い。3メートルくらいあるんじゃないかな。
自分は、皮を「見守る」のが仕事です。1枚1枚違った皮の状態を、丁寧に見ています。簡単そうに見えるけど、簡単ではない。皮が革に変化していく、生まれ変わる瞬間ですから。それを見守っているのです。(第4話は明日25日です)

9月23日Vol.216
社員インタビュー
第2話_安生貴博さん(第1課)
自分の趣味は車。スポーツカー好き。訪問販売で苦戦するなか、好きなことなら話しのきっかけになるのではと、駐車場を見て、スポーツカーがとまっている家を狙うようにしたんです。
どうせ、「新聞は取らないよ」って言われるのがせきのやま。「この辺を回っていますが、あまり人に会えなくて」と言いながら、車の話しを切り出す。「僕もスポーツカー好きなんですけど・・・」なんて言うと、そこから車談義がはじまり、「以前はこういう車に乗ってたんだよ」と、写真まで見せてくれるんです。
盛り上がるとあっという間に1時間が過ぎ、最後に新聞の話しをすると、たいてい「いいよ」って契約につながります。
車の他には、ゴルフ。玄関に置いてあるゴルフバックを見かけたら、「ゴルフをやられるんですか?」と切り出して、スコアを聞いたり。自分がやったのは、「新聞とってください」とは言わずに、趣味を切り口に雑談からはいる手法でした。
これって、雑談力がないとできないんです。
景品でも営業マニュアルでもなく、人柄が契約につながるとという経験は、面白かった。もう、できませんけど(笑)。
ちなみに、車はインテグラのType-Rに乗っていました。特別な速さを持った赤のエンブレム。でも、盗まれてしまって。海外で見つかったけど・・・レアな車だから狙われてしまったんですね。
今は、ミニ四駆にはまっています。モーターが付いていて電池で走るんですよ。専用のコースがあって、そこで走らせるんです。
速くなれば速くなるほど、飛んでいくのでコースアウトしやすくなってしまう。飛ばないように、車体の下にスポンジ貼ったり。自然なブレーキの役割になるんです。うまく走らせるために、どうするかを考える。そのセッティングが最高に面白い!(第3話は明日24日です)

今回は1課の安生貴博さん。3課の目黒さんと中学の時の同級生で、4年前に入社。現在は、石灰漬けによる脱毛を担当。もの静かなイメージの安生さんだが、前職で鍛えられた営業職の話しに触れると、意志の強さが垣間見れる。
9月22日Vol.215
社員インタビュー
第1話_安生貴博さん(第1課)
栃木レザーに入る前、新聞の飛び込み営業の仕事に明け暮れていました。多い時で1日の訪問数は150軒ほど。10年以上携わった製造業をやめて、違う世界が見てみたいと読売新聞の営業所に入ったんです。
色々あってやむなく退職することになるのですが、自分にとっては訪問営業の極意を学んだ1年でした。
新聞購読の減少が止まらないこの時代に、新規契約の獲得は、正直、厳しいものがありました。一応、営業マニュアルがあってそれに沿ってやるのですが、相手は人ですから。マニュアル通りになんて絶対いかないんです。
どれだけお客さんと対話をしたか、その経験が活きれば、アドリブも効く。洗剤とかトイレットペーパーの景品も単なるおまけ。最終的に大事なのは、人間力というか、人柄なんですよね。
人の気持を動かすには・・・
1日100軒以上訪問するために、よく大規模な集合住宅を狙いました。端から端まで回るんです。「必要ない」「うちはお断り」なんて言葉を浴びせられたり、怒られたり。さすがにメンタルをやられます。
「どうしたら玄関のドアをあけてもらい、対話まで持っていけるのか」。必死であの手この手を考えて、ある時、自分にできる技を見つけたのです。(第2話は明日23日です。祝日ですが配信します)

9月9日Vol.214
<社内めぐり~未来のチカラ+地域企業として~>
少し前になりますが、7月中旬栃木農業高校の生徒さんたちが開発した「ゆずシールド(ゆずの果皮から抽出したオイル)」を使って、当社の革に塗布する実験を行いました。
ゆずシールドはもともと、ゆずの香りと抗菌効果を生かした天然素材のオイルで、食品や日用品への活用が期待されています。通常はジャムにして販売をしているようですが、今回ドレッシングに挑戦したところ苦味が強く商品に出来なかったのだとか。
そこで今回「革にもオイルを使うハズ!自分たちが作ったゆずシールドを使えないか?」というちょっとした発想から当社へ連絡が来たのです。
当日は4名の生徒さんが来社してくれました。


・革の表面がしっとりと落ち着き、自然なツヤが生まれた
・ゆず特有の爽やかな香りがふわっと漂う
・水分のはじき具合も向上しそうな手応え
という、意外にもしっかりと効果を感じられる結果となりました。
さらに嬉しかったのは、農業高校の生徒さんたちが、私たちの社名や革製品をすでに知ってくれていたこと!
「自分たちの作ったオイルが、あの栃木レザーの革に塗れるんだ!」と、実験を心待ちにしてくれていたそうです。


これからもそんな未来を描く取り組みにお声がけいただける企業でありたいですね。
(総務・伊藤)

9月4日Vol.213
<YouTube続編配信のお知らせ>
7/31に撮影されたLEDER OGAWAさんのYou Tubeですが、
第2話「職人の質が革の品質に直結することの証明PART2」
第3話「栃木レザーの社長が語る栃木レザーの真の魅力」も追って公開中です!
こういった取材や撮影は、社内にいる私たち社員では気づかない栃木レザーを発見したり、遅澤社長の考えや思いを知る貴重な機会でもあります。
ぜひご視聴いただき、再度自分たちの仕事を見直すきっかけにしていきましょう。


9月2日Vol.212
<社内めぐり・大盛況!社内ファミリーセール開催!>
8月4日、第2回nogake即売会社内ファミリーセールを開催しました。

株式会社エグゼクティブプレスの松井社長とカメラマンの小川さんにもご参加いただき、会場は活気にあふれました!
自社ブランドとはいえ、nogakeが“70%オフ”という特別価格で並び、社員同士が革製品を手に取りながら語り合う姿や、ご家族へのプレゼントを選ぶ様子が見られ、和気あいあい、笑顔に包まれた時間となりました。
今回松井社長より、次のような感想をいただいています。
「まず、家族のために買っている方が多いことに心温まりました。そして、皆さんが自分たちの革を心から愛しているのだと強く感じました。商品を前に社員同士が革について語り合う姿が印象的でした。特に、ベルトと財布を迷っていた社員に社長が「財布はお前が選べ。ベルトはオレが選ぶ」と声をかけていた場面は忘れられません。
社長が皆さんと楽しそうに接している姿も素晴らしかったです。」

社内の一体感を感じていただけたことは、会社にとっても大きな励みとなりました。
松井社長の感想通り、この日一番楽しそうに社員と接していた遅澤社長!
実際社長に接客していただいた方いかがでしたか?良い買い物ができたでしょうか?
今後この社内報「だからMIMOSA」でも、社員みんなで楽しめる企画を考えていけたらと思います。

(総務・伊藤)

8月29日Vol.211
社員インタビュー
第5話_小川和泉さん(商品販売部)

私は、恥ずかしがり屋で人見知り。だから、接客業は苦手意識があるんです。「今日はうまくできた」と思える時と、「今日はダメ」と落ち込む時と、葛藤の毎日でした。
『今だ、いかないと!』と心のなかでカツを入れても、グイグイいけない。「私はここにいますからね!」というのをお客様が感じる程度の距離感を保つタイプなんです。
話し上手じゃないので、聞き役に徹するというのもあります。その方が、お客様も安心して商品選びを楽しめるのでは、と、自分に都合よく考えたり、笑。うまくいかない日は、いつもスタッフに助けてもらっています。
お客様もスタッフも十人十色。自分ができる小さなことをコツコツ積み上げていきたいですね。
産休もあと少し。旦那さんも育休で半年お休みいただいたので、2人の協同作業で子育てをしました。娘も順調に成長してくれて、そろそろ仕事モードにならなければ!
復帰したら、在庫管理を楽にすることで貢献したいですね。データ管理はできるようになりましたが、私の試みは道半ば。お店の展示品がオンラインショップの在庫に反映されてしまうので、そこを分けたいのです。
お店に展示してすぐの商品ならいいのですが、時間が経って劣化がみられる商品しかなく、それがお客様のカートに入ってしまう場合があります。そういう時は、こちらから電話をして商品の状態をお伝えするなど、ひと手間かけています。
顔の見えないお客様にも、いい商品を、いい状態でお届けする。それがショップのつとめですね。(本日で配信終了です)
<取材を終えて>
「岸本勇太」という舞台俳優の推し活に生き甲斐を感じている小川さん。表現力豊かで、すごくはまっているとか。「舞台を見にいくためにも仕事をがんばりたい!」と。母親となって、お店に立つ日も近いですね。小川さん、取材協力ありがとうございました。


8月28日Vol.210
社員インタビュー
第4話_小川和泉さん(商品販売部)

ショップには、平日で30人〜40人くらい、週末には100人を超えるお客様が来店します。県内、県外、半々くらい。
栃木レザーファンがたくさんお見えになりますが、他のサイトで見た商品を買いに来るお客様も多いんです。
「アマゾンで見たんですけど、この商品ありますか?」とか。「それはうちでつくっている商品ではないんです」とご説明して他のものを奨めますが、それでも「じゃ、どこで買えますか?」って聞かれます。
「栃木レザー使用」ってサイトに載っていますから、うちでつくっていると思い込んでいるんですね。お客様がほしいと思っている商品を販売している店舗を、こちらも把握していないので、紹介することもできず・・・。悩ましいところです。
知らなかったからこそ胸に刺さった
栃木レザーの強み
以前、取引先の方から、「栃木レザーさんの商品は、ほんとに長く持ちますね」って言われたことがありました。外の人から聞いてはじめて知ることもあります。いい革だから、経年変化も楽しみながら味わえる。自分にとっての価値がプラスされるのが栃木レザーの良さなんだな、と。
その価値をお客様に知ってほしい。やっぱり長く使えるっていうことってすごく大切ですから。(第5話は明日金曜日の配信です)


8月27日Vol.209
社員インタビュー
第3話_小川和泉さん(商品販売部)

最初に着手したのは、発注関係。次にレジ関連、オンラインの設定、そして産休前に、レジと店舗とオンラインの在庫の連携させる在庫管理のデータ化に取り組みました。出入りの業者さんにアドバイスをもらいながらも、独学でなんとか完成させました。
在庫管理のデータ化は、倉庫の在庫とお店の在庫がまとまって管理されていたので、そこをどうしても分けたかったのです。こだわったのは、実際使う立場で管理しやすい解釈にすること。基本フォーマットをカスタマイズしながら、EXCELでつくりこんでいきました。
データ化は、業務を効率化させたり、様々な情報を皆が共有できるようになります。例えば、Aという商品は今、どのぐらいあるのか、データを見れば一目瞭然。多少ずれちゃったりもするので、そこは今後の課題です。
学びだらけの経験
パソコン作業は、苦じゃないです。ずっと座って画面を見続けていても大丈夫。「名探偵コナンタイピング」で鍛えましたから(笑)。在庫管理のシステムをつくっていた時は、もう、夢中でしたね。
業務のデジタル化は、店長も信頼して任せてくれるので、自分がやるべきこと、と思っています。
でも、システムは、ただ作成すればいいというわけではないです。産休前にシステムの使い方をスタッフの皆さんに共有しようと思ったのですが、私自身、説明するのがすごく苦手。操作方法を言葉にするって、難しいですね。
皆がちゃんと使えるようになるまでが、つくった人の責任だと思うので、そこも私の課題です。(第4話は明日木曜日の配信です)


8月26日Vol.208
社員インタビュー
第2話_小川和泉さん(商品販売部)

子どもの頃から自由奔放に育てられたせいか、好きなことにものすごく没頭するタイプなんです。一人っ子なので、だいぶ甘やかされましたね。
小学校3年生の時に、パソコン教室に行きたくて、通わせてもらったんです。ローマ字入力にはまって、タイピングがすごく面白かった。
「名探偵コナンタイピング」というタイピングのゲームがあって、名探偵コナンの世界観で練習ができて、教室内ランキングが出るんです。負けず嫌いな私は、当時、ランキングに載っていた人を全部自分の名前に塗り替えちゃって。先生から大目玉!
「小川さんがやりすぎて、誰も抜けなくなっちゃったわよ。どうしましょう!」って(笑)。高校生になっても、私の名前はそのまま残っていました。その後、教室はなくなり、自分の記念すべき記録は消えてしまいましたが・・・
そんな体験からバックシステム担当に
アンテナショップがオープンして少し落ち着いて来た頃、ほぼアナログで進めていた業務内容を、デジタル化していこうとなったんです。
子どもの頃からパソコン操作に慣れ親しんでいた私がやることになって。どうしたら、仕事がやりやすくなるのか・・・。こうして、業務の見える化に向けてシステムづくりがスタートしたのです。(第3話は明日水曜日の配信です)


今号の社員インタビューは、現在、産休中にもかかわらず、9ヵ月近くになる娘さんを連れて取材対応をしてくださった小川和泉さん。人見知りもせず、笑顔の娘さんに見守られながら、仕事のことや、プライベートなことなど語っていただきました。
8月25日Vol.207
社員インタビュー
第1話_小川和泉さん(商品販売部)

栃木レザーとの出会いは、6年ほど前だったと思います。きっかけは、前社長の山本社長がお元気だった頃、よく行かれていたゴルフ場に、私の母がキャディとして勤めていたんです。プレー中に新しい店舗と私の話題になったようで、帰宅した母からいきなり、「明日、栃木レザーに行きなさい!」と言われて。訳もわからず山本社長を訪ねたんです。
そこから、何がなんだかわからない日々がはじまったんです。
会社行ってみると、「お店をオープンするから、仕事してみない?」と声をかけていただき、そのまま入社することに。ちょうど、それまで勤めていたヤマト運輸での仕事の契約期間が終わり休んでいたタイミングで、次の仕事を探しているときでした。でも、栃木出身なのに、栃木レザーも、革のことも何もわからず・・・
お店がオープンするまでは、製品課のお手伝いをしていました。そこで、はじめて革と関わったのですが、私は革好きでもなく何の知識もないので、ショップで販売の仕事ができるのか、わからず・・・
ようやく開店の準備が整い、2020年2月にオープン。真冬の寒い日でした。タンナーである栃木レザーが試みる初のアンテナショップ。自社ブランドへの初挑戦ということもあり、これまでとは違った新規事業で、山本社長の期待はすごく大きかった。それもすごくプレッシャーで・・・
まだ商品もちゃんと把握できていなかったので、「〇〇とって」と商品名を言われても訳がわからず・・・
在庫を取りに倉庫へ行っても、どこにあるのかわからず・・・
ただただ、動き回る日々・・・
オープンと同時に、予想以上に多くのお客様が来店してくれました。ショップは、店長と私を含め4人。「がんばろう!」とみんなでタッグを組んで初日を迎えたこと、それだけはしっかり覚えています!
(第2話は明日の火曜日配信予定です)


8月21日Vol.206
<社内めぐり・職人別経年変化>
今回私物を見せてくれたのは、1課の安生貴博さん。

石灰水をたっぷり含んだ、見るからに重そうな皮を1枚1枚手で引き上げていく大変な作業です。
以前安生さんに1課の作業は体力的にも大変では?と聞いたところ、「確かにきついけど常に動いているのが自分に合っていて、作業も面白いんです!」と話してくれました。
1課だけでなくどの現場も重労働の中、こうした発言を聞くととても頼もしく嬉しく思います。

メーカーは違いますが、この三角コインケースはノベルティなどでも採用される人気商品です。
普段はバッグの中に入れているとのことで、表面のあたりもなく、とても綺麗な状態です。
前回紹介した目黒さんは、普段から作業着のポケットに入れて使っていたので表面のあたりが多かったですよね。
そんな風に使い方で変化の仕方が変わってくるのが革の醍醐味であり、その人の性格などが現れる面白さでもあります。
「以前製品課で革を巻く作業の手伝いをしてもらったとき、安生くんはとても丁寧に巻いてくれた」という話を耳にしたことがあったので、几帳面な性格なのかもしれませんね。

特別なお手入れというよりは、手にハンドクリームを塗った時その手で一緒に触わっているんだとか。それは簡単でいい方法なので、ぜひみなさんも真似してみましょう!
安生さん、ありがとうございました。(総務・伊藤)

8月5日Vol.205
<社内めぐり・初メンテナンスDAY>
兼ねてから指摘のあった機械の掃除やメンテナンス。
そもそもが古い機械ということもありますが、通常は作業優先でなかなかじっくり時間を取るのが難しいというのが現状です。
その為いきなり動かなくなったり、替えの部品を用意するのに時間がなかったり、かえって作業効率が悪くなることも多いですよね。
そこで思いきって工場の稼働を止めて、この2日間点検や5S、整理整頓を徹底しよう!という初の試みを実地することになりました。




各自普段気になっていたことを質問したり、説明を聞いて初めて知ることも多かったようです。

また普段と違う動き方をしていないか、異音がしないかなど相棒である機械の声にもぜひ耳をかたむけてほしいなと思います!
今回初の取り組みでしたが、これを機に革作りと同じくらい機械メンテナンスや日々の整理整頓にも取り組んで行きましょう。
(総務・伊藤)

7月22日Vol.204
<社内めぐり・目黒コレクション>
これまでもいろんな方の私物や使用品を紹介してきましたが、今回はついにあの方、
遅澤社長が愛してやまない3課の目黒和広さん!
昔現場でよく一緒に作業をしていたそうで、今でも作業する時ふたりの息はピッタリ!
自然と呼吸を合わせてしまうのか、作業に勢いがあるんです。
恐らくこれが以前社長が話していたノリなのかもしれません。
とにかく社長は目黒さんが大好き(笑)
この日も「ツーショットお願いします!」と言うと、立ち位置をかえたり、チャンチキの持ち方だったり色々こだわっていました(笑)

革を削り滑らかにすることで傷を目立たなくしたり、貼り合わせやすくするなどの
効果があります。
粉塵舞う中、防塵マスクをつけての作業ですから、暑さもひとしお。だからこそ、社長はそんな目黒さんが革製品を使うとどういう変化をするのかに興味があるようです。
今も何か気になる商品を見つけては「これ目黒に使わせよう!」と嬉しそうに持って行くのです(笑)

色はキャメル。
作業中常にポケットに入れているそうで、汗を吸ったズボンの生地と足で擦れると言っていた目黒さん。
黒くなっている部分がその擦れた場所ですね。

色はネイビーです。
こちらは内側を見ないと一瞬黒かと思ってしまいそうです。
他の色に比べて、ネイビーやグリーンなどは変化が分かりやすいですね。


使い方でそれぞれ違った変化がみられるのが革の特徴でもあります。

これからも社長の愛を受けて、目黒コレクションをどんどん増やしていってください!
(総務・伊藤)

7月15日Vol.203
<社内めぐり・新商品開発モノがたり>

イタリアで開催された展示会「LINEAPELLE」。
ここに向けて、三柴工場長が制作した革「HOKU」。
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を革にまき、人工的に虫食い跡を作り、
空うちした後シボの突起したところだけ手塗で色をつけ(通称頭はり)、
最後はバインダー(樹脂コーティング)とラッカー(マット加工)で仕上げたもの。
これは、新商品開発プロジェクト第2期生、
山本若奈さんの発案をきっかけにうまれた革でした。

ちなみに「HOKU」とは、ハワイ語で星空という意味。
ネイビーの革で虫食いを試作した時、
まるで夜空に輝く満天の星に見えたそうです。
三柴工場長、案外ロマンチストなんですね!
若手とベテランのブレンド
そんな三柴工場長はじめ管理職は、無駄なコストを削り、
安定した品質を保ち売り上げに繋げるかが大きなテーマです。
横道に逸れず、付加価値の高い革づくり。
組織の中で与えられた任務、責任を考えれば当然のことです。
ここで難しいのは、低コストを実現しながら洗練された革への発想。
経験が豊富なだけに、どうしてもコストが優先してしまいます。
一方、入社間もない社員は、革への興味、好奇心にあふれ、
知らないからこその柔軟な発想を持っています。
そんな若手のアイデアとベテラン社員の知識と技術が組み合わさり、
本来の栃木レザーに新たな魅力が加わった。
「世代を超えた協働」の結晶が「HOKU」。
もちろん、イタリアの展示会では大変好評だったようです。
完成商品で実験!
今回この革を使ってハードなイメージのバッグを作ってみようと、
遅澤社長がハシモト産業の「NEKONOTE」チームに依頼して、
巾着を作っていただきました。

これ、あるあるですよね(笑)。
それどころか、革はハードなイメージなのに、
製品になったら上品で落ち着いた雰囲気に!
では実際使っていくと、ここからどんな風に変化していくのか。。。

シックで少し和の雰囲気漂う巾着、若い山本さんが持つとまたイメージが変わって
とっても可愛いですね!
社長からは「毎日ガンガン使うこと!そうだ、弁当入れるといいよ!」と
言われていました(笑)
大事にしたい気持ちを抑え、毎日お弁当入れとして活躍中かな?
また変化の様子も見せてもらいましょう。
守ることと挑戦することは真逆でありながらも平行させていくべきもの。
こうした取り組みからうまれた気付きを、また次に繋げていきたいですね。(総務・伊藤)

7月11日Vol.202
社員インタビュー
第5話_桑垣 健太さん(製品課)

栃木レザーに入社して6年くらいが経った。今は、逆井課長のもと、製品課で革の仕上げに携わる。クラフト教室の依頼があれば、講師業もやらせてもらう。
PARADOX の活動は、ありがたいことに社長から後押しもしてもらっている。栃木に来てまだ7年ほどなのに、会社、青年会議所でのつながり、そしてかみさんの支えや応援があって、ものづくりの環境は少しづつ整ってきた。
そんな人生を振り返り、今、あらためて思うのは、革の世界で一本立ちすること。それを成し遂げなければ。
人材の魅力
ところで、社内報Mimosaを読んでいると、栃木レザーには個性的で面白い人材が山ほどいる。そうした人たちと、もっと話してみたい。昨年、食事会とボーリング大会を開催してもらったけど、なかなか課を飛び越えて話しをする雰囲気がなく・・・(残念)
職人気質というのがあるのかもしれないけど、前に出ていく人は少ない印象がある。自分も根っ子は引っ込みじあんだけど、音楽をやり始めてからは、自然に前に出られるようになった。一歩踏み出すと見える景色が変わる。
だからユニークな人材が集まって、語り合えば、ものづくりの価値あげるアイデアも生まれるのでは。そんな仲間たちで、栃木レザーを盛り上げてみたい!
(桑垣さんの配信は本日で終了です)


7月10日Vol.201
社員インタビュー
第4話_桑垣 健太さん(製品課)

ショップで学んだバランス感覚を生かしきれていないことを、自分のものづくりから痛感している。こだわりが強く、どうしても制作時間がかかってしまう。
その時間を価格に反映させられず、つくっても、つくっても財政難から抜け出せない!東京にいたときから、会社員を続けながら取り組んできたのは、そうした理由から。ずっと二足のわらじ。
じゃ、音楽を趣味に会社員として生きていけばいいのに、と言われそうだが、ものづくりと音楽は、自分が生きていくために必要なもの。だから、やめられない。
ギターは、どんなに忙しくても毎日音を出す。10分でも弾けば、気持が落ち着く。音楽は自分の背骨。
ものづくりは、物語をつくっているようなもの。自分の手で何かを生み出す過程で、つくる楽しさ、ものを大切にする心を感じ、届けた先の物語を創造する。だから、なくてはならない。
伝統を追い求めて
革の小物づくりは、シルバーアクセサリーの時からやっていた、ネイティブアメリカンの文様をカービングするのが一つの特徴。そのモチーフは、単なる装飾ではなく、文化的背景や精神的な意味が込められている。つくり手、つかい手の価値観や美学を表現するシンボルのようなもの。
自分が追い求めてきたものは、伝統かな。文様をカービングするのも、神社に足を運び、神々が宿る場所やIconに惹きつけられるのも、文化や信仰を反映し、継承していくものに心を揺さぶられるから。
ギターも、ROCKという、価値観や表現方法というある意味、伝統を受け継ぐ一人に、いや、伝統をぶち壊すROCKERになりたかったのかもしれない。
音楽も、革づくりも、伝統に加えるのは「自分らしさ」。それが、一体化したとき、どこにもないROCKな世界=「PARADOX」が生まれるのかな。ちなみに、PARADOXを直訳すると逆説。
(第5話は明日11日の配信です)


7月9日Vol.200
社員インタビュー
第3話_桑垣 健太さん(製品課)

革を生業にしているものにとって、栃木レザーは特別な存在。こんな巡り合わせがあるとは思ってもみなかった。早速、工場を見学させてもらい、特有の匂いに少し驚きながらも、入社が決まった。
配属先は、アンテナショップの販売員。ものづくりをやらせてもらえると勝手に期待していただけに、戸惑いながら店に立つこととなった。
これまでも、栃木市のイベントに参加して、PARADOX として自身の商品をブースで紹介する経験はしていたが、売ることなど考えてもいなかった。革好きに、世の中に一つしかない小物づくりの価値を伝えたい・・・それが、オーダーにつながればという想いだけで参加していた。
実際、アンテナショップに立っていた自分の販売実績は、褒められたものではなかった。どうしてもつくり手目線になってしまい、つい、革へのこだわりを語ってしまう。ただ、大事に長く使ってもらいたい、革の価値を伝えたい・・・そう思っていただけ。でもそんなこだわりなんて、すぐに数字にはつながらない。
店としては、当然、売上を伸ばしたいわけで、自分のような職人目線には、厳しい場所だった。売上も大事、革の良さを語るのも大事。そのバランス感覚が重要なんだと、日々学ばせてもらった。
しかし、このバランス感覚は、この先もなかなか身につかないのである(汗)。(第4話は10日の配信です)


7月8日Vol.199
社員インタビュー
第2話_桑垣 健太さん(製品課)

「誰もやっていないものづくりがしたい」
シルバーアクセサリー分野の熾烈な競争を知った時、ふと目を向けたのが革の世界だった。もともと、革に興味を持っていた。好機逸すべからずと、当時住んでいた隣町にクラフト教室を見つけて通い始めた。
技術を習得しながら小物づくりに手応えを感じ、「革一本でやっていこう」と決心。これがレザーの始まり。
相棒のギターと革に携わるなか、色々なことが重なって、「東京を出たい」と思うようになった。かといって、山口に戻るのは違う。
そんな時、出会ったのが今のかみさん。福祉関係の施設で働く指導員で、自分のものづくりと道は違うけど、「音楽」が共通の趣味だった。
出会ってから半年後に結婚し、彼女の住むこの栃木に来たのが2018年。自宅にちょっとした工房をつくり、「PARADOX LEATHER」という屋号でクラフトの受注生産をスタートさせた。
つながり、影響、剌激の場
かみさんのすすめで青年会議所のメンバーにもなった。それまで異業種との交流とか、街づくりとか、考えたこともなかった。栃木のことを何も知らない他県からきた自分を快く受け入れてもらい、多くのつながりを持つことができた。
しがらみのないなかで同世代と目標に向かって活動するのは、すごく貴重な経験。他業種の経営者との付き合いで新たな世界を知り、視野を広げる、そんな場だった。
しかし、革で一本立ちするまでにはいかず、アルバイトをしながらの日々。そんな時、かみさんのつながりで仕事を紹介してもらうことになった。その担当者が総務の伊藤千恵さん。
「えっ、なんとあの栃木レザー!」(第3話は明日9日の配信です)


今週の社員インタビューは製品課の桑垣さん。PARADOX という自身のクラフト工房を持ちながら、栃木レザーで働いています。生きる支えは、10代からやり続けているギターだとか。音楽と革づくりで自己表現をする桑垣さんの人生に触れてみました。
7月7日Vol.198
社員インタビュー
第1話_桑垣 健太さん(製品課)

早いもので、栃木にきて7年が経った。故郷の山口を離れたのが18歳の時。プロのギタリストを目指して上京したあの頃が懐かしい。
ギターにはまったのは中学2年くらい。ピアノをやっていたからクラシックを聞いていたけど、ロックを耳にしたとき一気に引き込まれた。それから四六時中ギターのことばかり考え、時間があれば練習。ただただ、ギターのこと、音楽のことを知りたかった。
高校を卒業して、東京にあるESPという音楽や楽器製作の専門学校に入った。そこを出てからはフリーターを4、5年経験して、ヤマハに入社した。
「楽しい」「知りたい」「好き」
楽器店にヤマハの楽器を配送する仕事で、自分の担当エリアは新宿と池袋。配送とは言え、色んな楽器店に行けるのは、ギター好きの自分にとって夢のような時間。店に並んでいる楽器を見るだけで心が弾んだ。この頃が一番、楽しかったかな。
配送の仕事をしながら夜は音楽活動。その時からバンドではなく、ジャムセッションに興味を持っていた。音楽好きが集まって、楽譜やアレンジにとらわれず即興で演奏するジャムセッションは、 新しいフレーズを探したり、一緒に演奏するミュージシャンとの阿吽の呼吸、そして感性に合ったアレンジを見つけたりするのがめちゃくちゃ面白い。
ものづくりの世界へ
一方、ヤハマで仕事をしながら、手に職をつけようとはじめたのがシルバーアクセサリーづくり。ネイティブアメリカン系が流行っていた時代で、異文化の個性を表現するツールとして、若者に受け入れられていた。その流行にのった。
東京ビックサイトで毎年開催されるデザインフェスタに出てみようと、彫金仲間と申し込んでみた。出展が決まり、意気揚々とフェスタに乗り込むと、そこらじゅうがシルバーアクセサリーのブース!
さて、どうしたものか。(第2話は明日8日の配信です)


7月1日Vol.197
<社内めぐり・宙を舞うヌメ革>
雨の日の朝礼で集まる所、製品課が作業している通常「12号」と呼ばれる場所。
毎日逆井課長の大きな掛け声とともに、ヌメ革の選別を行っています。
「いち~!(1)」で、隣のパレット。
「に~!(2)」で、隣の隣のパレット
「さ~ん!(3)」で、一番遠くのパレットへ!

この作業、桑垣さんと小野さんがペアになり革を持ち上げ、タイミングを見て桑垣さんが手を放し、小野さんが支点となって革が宙を舞っていきます。
板のように硬いヌメ革だからこその光景です!
ちなみに「1」が1級、「2」が2級というわけではないそうで、用途に合う革、合わない革を選別する番号なんだそうです。
この日逆井課長「さ~ん!」の連呼だったので、意味を知らない私は「え~💦そんなに悪い革が多いのかな?💦」とドキドキでした(苦笑)

小野さんも桑垣さんも凄いのですが、逆井課長の時は革が宙を舞っている時間が本当に長いのです!
うちはペアで行う作業が多いですが、この作業も相手と息を合わせた連携プレーですね。
めちゃくちゃかっこいい!
この日も一連の作業をベテランの竹内さんがあたたかい目で見守っていて、製品課4名の一体感が伝わってくるヌメ革の選別作業風景でした。(総務・伊藤)

6月24日Vol.196
<社内めぐり・肌感覚を研ぎ澄ませる>

手帳カバー、スマホケース、キーケース、iQOSケース、ブレスレット、
すべてJACAJACAHUKUROさんのブラック(赤糸)で統一されています。
立場上さまざまなメーカー様のアイテムを使われていますが、常に身に着ける小物類はJACAさんがお気に入りのようです。これだけ見ても、栃木レザーファンであることが伝わってきますね。社長が自社の製品、企業文化を心から大切にし、それを周囲に発信することで、社内・外にポジティブな影響を与えていると感じます。

時には一緒に作業することも!
これもまた手伝いというより、しっかり戦力になってしまうのが凄いところ。
うちはどの課も2人1組のペアで行う作業が多いので、流れがスムーズになるよう、
この日も熱乾室にてパっと吊り棒(通称チャンチキ)を持ち、革を下ろし始めました。
自分が現場に入り込み、社員とともに作業をすることで、革と向きあっているのだと思います。
そのものづくり現場は、ショップの運営やオリジナルブランド「nogake」の販売や広告等の仕事をする上でも、発想の原点となっています。

革に関してはもちろん排水や機械に関することも、雑談を交えながら実際その現場で作業をしている従業員の考えや意見に耳を傾けられています。
社長の言う「肌感覚」は、栃木レザーの物づくりに欠かせない要素の一つです。
私たちも経験を積んでいくなかで、その肌感覚、持っていると思います。
自分の肌感覚で考え、語れるようになれば、
いろいろな気付きや発見とともに、その感覚は磨かれていくのかもしれません。
当然、品質も上がっていくでしょう。
皆で力を合わせて、栃木レザー全体の底上げを目指したいですね。(総務・伊藤)

6月16日Vol.195
<社内めぐり・アンテナショップにて中学生職場体験>

将来どんな仕事に就きたいか、自分で考えて当社を体験場所に希望してくれた生徒さんがいるというのはとても嬉しいことですね!
南中学校から申し込みいただき、昨年からスタートしたこの職場体験。
今年ショップに来てくれた生徒さんの自己紹介文には、自身の性格で直したいところや身に付けたい目標、また自分の長所など自己PRがしっかり丁寧に書かれていました。


スタッフに教わりながら値札のシール貼りや端材革の仕分けなどを体験。
こうして直接革に触れることも初めて。
「革ってこんなにかたいんだ」と感想を話してくれました。

緊張しながらも目標にあげていた接客面では、場面ごとに言葉を選び「お待たせいたしました」「お預かりいたします」など、普段使わない言葉でお客様と接することができました。
また、こちらの指示を素直に受け入れ、丁寧にきびきびと対応してくれました
2日間という短い期間ですが、少しでも将来仕事をする自分の姿をイメージすることができたかな?
地元に革を作って、それを販売している会社があったと、革という素材が印象に残ってくれていたら嬉しいですね。
期間中あたたかく見守りフォローにあたったショップスタッフのみなさん、お疲れ様でした。(総務・伊藤)

6月9日Vol.194
<社内めぐり・アンテナショップアルバイト>
GW明けの週末も、北條さんがショップアルバイトに来てくれました。
北條さんも気付けばバイト回数が5回となり、篠田さんに続き社長より嬉しいプレゼント!
この日は出張で不在の社長から商品を渡すという重要な任務を任された富山さん。ちょっと緊張気味です(笑)

この鞍シリーズは、社内報でも何度か取り上げている「STB」という特に多くの工程を経てできる革を使用しています。
鞍シリーズといえばキャメルが代表的なのですが、北條さんが選んだ色は黒でした。

そこで実際使ってみて変化の過程も確認してみたいと思ったのだとか。
普段ポータブルを担当している北條さんならではのチョイスですね!
またこの日はショップのInstagram用に今使っているお財布も撮影させていただきました。

あたりの多い部分は下地の黒が出てきていますね。使用期間は1年ほどだそうですが、新品のものとはだいぶ印象が違います。
SNSでは経年変化の参考になるように、使用前と使用後の変化をわかりやすく紹介しています。
特にこの経年変化に関する投稿は反応が良いのです。
私物紹介してもいいよ!という方、是非ご協力をお願いします!
北條さん、5月のアルバイトお疲れ様でした(総務・伊藤)

6月6日Vol.193
社員インタビュー
第5話_伊東 修平さん(4課)

栃木レザーに入ってから、約3年が経った。仕事に対してどんな夢を持っているかと聞かれ、すぐに出てきた答えは、「言われたことをしっかりやりぬくこと」
これまで積み上げてきた経験が活かせるとか、役に立つかもしれないとかではなく、色々なことから離れて空っぽになってこの場所にきた。
小学生の時に読んだ、養老孟司の「超バカの壁」に語られていた著者の仕事論。こう、書いてあった。
「若者は、この仕事は自分に合うとか合わないとか言っているけど、仕事というのは社会の穴を埋めること。道に穴があいていたらみんなが転んで困る、だから埋める。この穴が自分に合うとか合わないとか、関係ない」
えっ?穴?埋める?それって土方?
小学生にはその意味がわからなかったけれど、今、自分は社会の穴を一生懸命に埋めている。何かを求めたり、何かを期待しているのではなく、藝術への感情スイッチもオフにして。社会の穴だけではなく、お給料をいただくということで、生きていくための自分の生活の穴も埋めている。
ここで生まれた一枚の絵
「新しいことに取り組もう」と、昨年、栃木レザーで新開発プロジェクトがスタートした。他人との協力や調和が苦手な自分は、プロジェクトには参加しなかったが、20センチ角くらいの大きさの革に栃木レザーを表現してみた。
背景を金箔で埋め尽くした絵(写真)。金箔を貼る糊を革が吸ってしまい大失敗しながらようやく完成させた。「こんなのつくったんですけど」と遅澤社長に持って行くと、気に入ってもらえたようで、それがショップの外壁を彩る大きな絵に生まれ変わった。
社会の穴を埋める、という話しには続きがあって、「大切なことはいったん引き受けたら半端仕事をしてはいけない。その過程で自分の考えも変わり、自分自身が育っていく」と。
本気で穴を埋め、歩きやすくしていけば、きっと自分が埋めるべき穴が、また、目の前に現れるはず。空っぽになったおかげで、たくさんのことを受け入れ吸収する余白が広がっている。
それが豊かな想像力を生み、創造力を喚起してくれることを祈って・・・
(伊東さんの配信は本日で終了)


6月5日Vol.192
社員インタビュー
第4話_伊東 修平さん(4課)

行きたいと心に決めていたのは、栃木レザー。栃木に伝統工法でなめしやっている会社があることを全然知らず、<U字工事の旅発見>でその存在を知った。ものづくりが好きだから、「仲間に入れてほしい」と思っていた。
大学時代、主に学んでいたヨーロッパ絵画の古典技法では、写本で羊皮紙を使ったり、豚の革を原料とした膠(にかわ)という糊を使ったり、金箔を貼る時も革張りのクッションの上で金箔を刻んだりと、革は常に身近にあった。
すぐに応募して面接してもらうと、帰り際に「肉体労働と仕上げの仕事、どっちがいい?」と聞かれて、迷わず「肉体労働」と答えた。染め物の会社でも、表面的なことをやっていたから、もっと根本の深いところに触れたかった。
古典技法って、絵具のこととかをよく知らないと描けない。どうやって構成されているのか、そこを追求してきたから。やっぱり自分は技術が好きで、なめしがどうなっているのか。興味はそこにある。
願いは叶わず4課の配属になったけれど(笑)、それはそれで学びの日々。前の染め物の会社もしかり、自分が生まれ育ったこの栃木に、こんな誇れるものづくりの会社があることに、自分は救われた。
絵を描くことと少し距離は置いているけれど、今、こうして栃木レザーにいるのも、広い意味で自分の起点からつながっているのかも知れない。(5話は6日金曜の配信です)


6月4日Vol.191
社員インタビュー
第3話_伊東 修平さん(4課)

「気に入ってもらえるだろうか・・・」
作品を出品するたびに、それが気になってしまう。グループ展に参加しても、「ぼくのはいいので、他の作家さんの作品を見てください」と、自分を前面に出すことがすごく苦手だった。
折角、作品を購入してもらったお客さまに、「本当にいいんですか?」なんて言葉がつい出たり、差し上げてしまうことも。
「そんなことをしたら、アーティストとしての価値が上がらなくなってしまうよ」と、まわりからは随分と叱られた。作品づくりへの想いは、苦手意識を超えることができず、気がつけば絵の世界から遠ざかっていた。
ものづくりの根っ子を見つける
そんな時、栃木で受け継がれてきた伝統工法のものづくりに出会った。地元でも有名な染め物の会社。
宇都宮で生産された生地を染めるために生まれた宮染というのがあって、田川沿いに染色職人が移り住んで栄えた時代があったそうだ。その会社は、注染(ちゅうせん)という工法で裏も表も染まる技術を持ち、注染とろうけつ染めの合わせ技が唯一日本でできる工房だった。
地元にこんなすごい会社があるんだと、飛び込んだものの、この道何十年の職人さんが工房の重鎮として君臨していた。
仕上げの仕事につきながら3、4年が経った頃、染色に携われるまで待つことができず、次の道を求めた。行きたいところは、すでに決めていた。(4話は5日木曜の配信です)


6月3日Vol.190
社員インタビュー
第2話_伊東 修平さん(4課)

興味のあることは何でもやらせてもらえる、そんな子ども時代を過ごした。大ヒットした「耳を澄ませば」の聖司君にあこがれて、「ヴァイオリンをやってみたい」と言ったこともあった。でも、子どもながらに音楽の世界の厳しさを感じ、おじけずいてしまって。
趣味でよく絵を描いていた両親に影響されたのか、絵を描くのも好きだった。遊び程度だったけれど、姉はすごく上手で、何でもできたスーパーお姉ちゃん。今でもあこがれの存在だけど、当時、その背中を追いかけていたのかな。
絵の世界へ
真剣に絵に取り組むようになったのは、高校生のとき。今でも尊敬している美術の先生がきっかけ。美大を希望していた自分を予備校に引っ張ってくれたり、最初に道を開いてくれた人。
国立は失敗したけれど、私立の美大に入り、やりたかった古典美術の世界へのめりこんだ。卒業後、栃木に戻ってからは大学院に進み、受験の時に通っていた予備校で、生徒さんに絵を教えたり、事務仕事のお手伝いをしていた。
その一方で、グループ展に出品しながら、作品づくりに打ち込む日々。でも、何かが違う。そこに自分の居場所があるとは思えなかった。(3話は4日水曜の配信です)


6月2日Vol.189
社員インタビュー
第1話_伊東 修平さん(4課)
アンテナショップの壁にかけてある絵を見た方も多いことでしょう。そう、4課の伊東さんが描いたもの。美大で絵を学び、自分がやりたいことを追求してきた伊東さん。インタビューで、その原点を探ってみました。

「絵の具はすでに揃っているんだから、今さら技術を追求しなくてもいいじゃん」
約20年前に通っていた美大では、表現をやる人が多かった。自分が選んだ道はヨーロッパ絵画の古典技法。道具や技術といった、ファンダメンタルなところに興味を持った。
200人程の同級生のなかで、古典をやるのは両手で数えられるぐらいの少数派。「伝統よりも、これからの表現を追求しよう」という流れが強いなかで、表面的なことをやっても仕方が無いと、自分の中に変な自信みたいなものがあった。
「伝統」と「現代」
技法や道具がどう構成されているのか、それを知りたくても、大学には、技法・材料を学べる研究室がない。だから、自分でやるしかなかった。先生に相談したり、古書を探しだして読んだり、随分と研究した。
真面目に取り組んでいると、コンテンポラリーな教授でも、やっぱり古典技法は大事だよね、と認めてもらえるようになった。
古典技法は、自分にとって歴史と伝統が織りなす奥深く魅力的な世界。先人が積み重ねてきた知恵と創造がぎゅっと詰まっている。それを一つひとつ紐解きながら、感覚を研ぎ澄ませる。それが面白かった。(2話は3日火曜の配信です)


5月26日Vol.188
<社内めぐり・GWアンテナショップアルバイト革販売会>
お客様からいただくパワーは100倍!
今年のGWもアンテナショップにて革の即売会を開催しました。事前にSNSで告知もしていましたが、初日は開店前から多くのお客様が足を運んでくださり、急遽時間前倒しでの開店となりました!

他にも最初は「黒が欲しい」と言っていたお客様が、「赤もきれい!」「緑も素敵!」と結果まとめ買いをしてくださったり!
下地の問題での傷や色ムラの説明にも熱心に耳を傾けながら「これを活かしたデザインを考えます!」と言うお客様も!
実際お客様が作られた製品をご紹介できたら、面白いですね。
お客様もこの1年間で試行錯誤を重ねられ、知識と技術を習得されたことを実感しました。私たちも1年を振り返り、去年の自分と比べてどう成長できているか、また来年どうなっていたいかの目標を持って仕事に向き合いたいですね。

この日はSLOWのトートバッグ着画モデルに♪
天候にも恵まれ、お客様からたくさんのパワーをいただいたGW革販売会でした!
(総務・伊藤)

5月21日Vol.187
<社外めぐり・ハシモト産業さま訪問②>
今回ハシモト産業さま訪問で、見せていただきたいものがありました。

クラウドファンディング発売開始3日で8800万円を超えたという、長財布史上「最薄」「最小」を目指して作られた『it mode Air』
こちらも「NEKONOTE」チームで製作されているのです。

納期に追われれば追われるほど「やってやるぞ!」という空気感になるという「NEKONOTE」チーム!


可愛いヘアカラーとネイルが印象的な「岡さん」が話してくれました。
岡さんからは作業工程はもちろん、普段使っている自作の工具を見せてもらい、自身で工夫されていることやこだわりなど、色々なお話を聞くことができました。
そして今回も目にとまったのがこちら。

これをパーツとして使う作り手さんがいらっしゃるとのこと!

お客様を想像した仕事。これが遅澤社長が朝礼で話しているようなイベントへの参加やショップアルバイトで得られる感覚なのかもしれません。
こうしたひと手間が、また次の作り手さんに繋がる重要な作業になっていると思います。

栃木レザー社内でも今各課さまざまな取組をしていると思いますが、こうした日常での気付きや工夫を大きなヒントや成果に繋げていきたいですね。(総務・伊藤)

5月19日Vol.186
<社外めぐり・ハシモト産業、YES訪問>
今回TUTAYAを営むうさぎや様より「本を彩る商品」として3アイテムの依頼を受け、3月中旬アンテナショップの石塚里緒さんと大阪のハシモト産業さんが営む「NEKONOTE」チームへ商品打合せの為お邪魔してきました。
女性デザイナーならではの視点と工夫でいつもこちらの要望に一味加えてくださる「NEKONOTE」チーム。遅澤社長も最近こういった話が来ると真っ先に「NEKONOTE」チームに無茶ぶりしています(笑)。
当日その話題になると「遅澤社長の無茶ぶり、結構好きです!」と力強いお言葉いただきました!今回もサンプルの完成が楽しみです。
打合せの後はハシモト産業さんとYESさんの工房を見学させていただきました。YESさんの「漉く・継ぐ」という「スキツギシリーズ」のシートは、ここハシモト産業さんで制作されているのです。




こうしてひとつひとつのパーツが、ハシモト産業さんの技術よって「スキツギシート」となり、YESさんで製品というかたちに仕上がるのです。

ナチュラルの経年変化、素敵ですね。
この日は新作のショルダーバッグもお披露目していただきました。
サイズは2種類。内ポケットも大きめでとても使いやすそう!
アンテナショップでもYESさんファン、実は多いのです。石塚さんも「早くショップで販売したい!」と声を弾ませていました。



お洒落な近藤社長、実は若い頃本場ブラジルでサッカーに明け暮れていた元サッカー小僧だったそうです。
栃木レザーで作られた革がまた次の作り手さんによって表情を変えていく。
ハシモト産業さんのような問屋さんはまさに継ぎの役目をされています。
栃木レザーの革を一人でも多くの作り手さんに繋いでもらう為に、これからも自分たちにできることをしっかりこなしていきましょう。(総務・伊藤)

5月12日Vol.185
<社内めぐり・続・入口と出口>
1課のタンニン槽横にある木板道。
その上をカタカタと歩いていくと環境課が作業されている排水処理施設があります。
今は社員駐車場裏手と言った方が分かりやすいでしょうか。


うっかり捨ててしまったタバコの吸い殻やゴミもここに混ざります。
こうしてできるだけ上物を取り除き、極力薬品を使わず微生物の力を用いて水を浄化していきます。
これがまた気温や水量にも影響を受ける大変難しい作業で、環境課メンバーが知恵を出し合い日々試行錯誤されています。
ただでさえ施設の老朽化と本来の処理能力以上の水量との闘いである為、例えば急に工場でいつもより多く水を使ったり、通常より多くの薬品を流されてしまうと一気に状態が悪化してしまうのです。
また、事前に報告がないと原因を探るところから始めなくてはなりません。
もし排水処理施設が止まるようなことになれば、その時点で革作りも出来なくなってしまうのです。


また昨今は一般的にも環境配慮への関心が高く、近隣住民の視線も意識しなければなりません。
ベジタブルタンニン鞣しの革作りは、革を作って終わりではなく、最終的に自社で使った水を川へ帰すことではじめて終わりを迎えることができるのです。
その為にも各課何かを流す際は独自で判断せず、上長へ相談してみてください。
機会があれば上長から環境課へ連絡の上、施設を見学できれば理解が深まるのではないでしょうか。


5月7日Vol.184
<社外めぐり:投稿者EP松井>

そんなノートを手にしたら、
どんなことを書くだろうか。
日常のこと、アイデアのメモ、
それとも思考や感情・・・
その時々の想いを残すことは、大切である。
先日、そんな記録にふさわしい
特別な一冊のノートに出会った。
くるみ装上製本という手法で
綴じ込まれた和紙に、
表紙を纏っているビビッとな色の革。
作者は、アーティストの
瀬下洋子(浜松市在住)さん。
ノートも表紙もすべて、
和綴じ作家でもある彼女の手づくり。
旅先のフランスで手に入れた
革のはぎれを縫い合わせ、
「楽しい街」を表現したのはピンクのカバー。
もう一つは、米国の詩人ジョイス・キルマーの作品
「TREES」がモチーフ。
「好きに縫って遊んでいるだけ」と、力むことなく
生きものやモノたちの物語を紡ぎ出しているのが、
この作品の魅力。
そんなノートを手にすると、ワクワク感が高まる。
それは、命が宿った革と日本伝統の和紙という素材を、
熟練の職人さんたちが丁寧につくり上げ、
アーティストが心を吹き込んでいるから。
伝統と現代が織りなすストーリーが、
特別な価値を、この一冊にもたらしている。

